出雲国風土記・現代語訳:意宇郡

現代語訳

およそ、すべての山野にある草木は、

※箇条書きで記載します。

・麦門冬(やますげ)
・独活(うど)
・石斛(いわぐすり)
・前胡(のぜり)
・高梁薑(こうらはじかみ)
・連翹(いたちぐさ)
・黄精(おおえみ)
・百部根(ほとづら)
・貫衆(おにわらび)
・白朮(おけら)
・署預(やまついも)
・苦参(くらら)
・細辛(みらのねぐさ)
・商陸(いおすき)
・高本(さわそらし)
・玄参(おしくさ)
・五味子(さねかづら)
・黄芩(ひいらぎ)
・葛根(くずのね)
・牡丹(ふかみぐさ)
・藍漆(やまあい)
・薇(わらび)
・藤(ふじ)
・李(すもも)
・檜(ひのき)〔字を梧とも書く。〕
・杉(すぎ)〔字を椙とも書く。〕
・赤桐(あかぎり)
・白桐(きり)
・楠(くすのき)
・椎(しい)
・海石榴(つばき)〔字を椿とも書く。〕
・楊梅(やまもも)
・松
・栢(かえ)〔字を榧とも書く。〕
・蘗(きはだ)
・槻(つき)。

鳥獣は、

・鵰(わし)
・晨風(はやぶさ)〔字を隼とも書く。〕
・山鶏(やまどり)
・鳩(はと)
・鶉(うずら)
・鶬(ひばり)〔字を離黄とも書く。〕
・鴟鴞(ずく)〔字を横致とも書く。〕
・熊(くま)
・狼(おおかみ)
・猪(い)
・鹿(しか)
・兎(うさぎ)
・狐(きつね)
・飛鼯(むささび)〔字を猖とも蝠とも書く。〕
・獼猴(さる)の類がいる。

非常に種類が多く、全部を記すことはできない。

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原文

凡諸山野所在草木、麦門冬・独活・石斛・前胡・高良姜・連堯・黄精・百部根・貫衆・白朮・薯蕷・苦参・商陸・藁本・玄参・五味子・黄苓・葛根・牡丹・藍漆・薇・藤・李・檜〔字或作梧〕・杉〔字或作椙〕・赤桐・白桐・楠・椎・海石榴〔字或作椿〕・楊梅・松・栢〔字或作榧〕・蘗・槻。

禽獣、則有鵰・晨風〔字或作隼〕・山鶏・鳩・鶉・鶬〔字或作離黄〕・鴟鴞〔字横致悪鳥也〕・熊・狼・猪・鹿・兎・狐・飛鼯〔字或作犭畾作蝠〕・獼猴之族。至繁多、不可題之。

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